6月下旬に東京永田町の国立国会図書館を訪れ、
『奥州道中 増補行程記』(新南部叢書 特装版)を閲覧しました。
岩手県の坂研究には欠かせない資料で、以下の坂名が収載されていました。
→
○肘曲坂(ひじまがり)
○大沢坂
○やけ竹坂
○くに木坂
○片下り坂
○月見坂
○白鳥坂
○取上坂
○折居坂
○下タ条坂
○宿内川坂
○岩野目坂
○常折坂
○赤坂
○十二丁目坂
○館坂
○早坂
○宮の目坂
○うとふ坂
……………………………
以上19坂のうち、肘曲坂・月見坂・赤坂・十二丁目坂・館坂・早坂・うとふ坂(善知鳥坂)の7坂は他の文献にも出てくるが、他の12坂は初出です。
だいぶ調査を進めたので、岩手県の坂の全貌がほぼ解明されたのではないか。だが手を広げ過ぎた感じは否めなく、どうまとめるか容易ではない。「この辺で勘弁してほしい!」の心境です。
…………………………
写真:Atelier 秀樹
…………………………
『秀樹杉松』124巻3812号 2021.8.12/ hideki-sansho.hatenablog.com #852