秀樹杉松

祖父と孫、禾と木、松と杉

「終戦の日」の衝撃 〜 今朝ラジオで知らされるまで、「今日は終戦記念日」を忘れていた!

 

IMG_8087.jpeg

 

今朝ラジオを聴いていたら、「今日は何の日?」で、

きょう8月15日は終戦の日だと放送されていました。「ああ、そう言えばそうだったな」と思い出しました。

 

こんなことは全く初めての経験で、自分でたいへん驚きました。だって、毎年何日も前から「今度の8月15日は終戦記念日だ」と思ってきたのですから。一体どうしたんでしょうか? 最近、日にちや曜日を忘れることが多いので、その流れの一コマに過ぎないかもしれないが、なんとなく気になります。

 

現に今、ウクライナではロシアの侵略戦争が続いており、”戦争を知らない世代”が間接的ながら 戦争を知らされている真っ最中です。そういう中にあって、戦争を知っている世代で、小学校(正確には国民学校初等科)3年生で終戦を迎えた自分が、77年後の今日、ラジオで知らされるまで終戦の日であることを忘れていた」ことは、衝撃そのもので、恥ずかしい限りです。

 

想えば、77年前の今日。夏休み中で、集落の「お堂」で一人で遊んでいたら、八戸方面に向かって飛んでいった飛行機が帰ってこないので、「おかしいな?」と思っていたら、集落の主要メンバーが現れた。

 

役場に招集されて、「戦争に負けた」ことを知らされたことがわかりました。「アメリカ兵は舌や鼻を切ったりの暴行をするそうだ」などと、大きな声で喋っている。

 

「大変なことになった。米兵に殺されるかもしれない」と恐かった。学校では、それまで「金科玉条」だった教科書を、墨で真っ黒に塗りつぶしたことも忘れられない。「死んで帰れ!」と集落民に励まされて入隊した集落の先輩が、何日かすると遺骨となって帰還した。しかも、遺族が骨壷を開けたら、中には紙切れしか入っていなかった、という衝撃!

 

このまま書けば、尽きることはないので、筆を擱きます。、、、、

 

……………………………………………

写真 / Atelier秀樹

……………………………………………

『秀樹杉松』132巻3974号 2022.8.15/ hideki-sansho.hatenablog.com #1014