秀樹杉松

祖父と孫、禾と木、松と杉

「旧統一教会」と日本の政治、、、

 

 

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最近の新聞テレビなどでの「旧統一教会」報道はスゴイですね。これに異を唱えるつもりは全くなく、いや寧ろ当然だと納得しています。何しろ、こうした報道によって、いろいろ・さまざまな実態を知るので、「感謝」の気持ちが大です。

 

「旧統一協会の現在の名称は、「世界平和統一家庭連合」というようですが、前々号で紹介したように「関連組織」以下のように多い。

原理研究会」「世界平和宗教連合」「世界平和教授アカデミー」「世界平和連合」「世界平和女性連合」「世界平和青年連合」「平和大使協議会」「真の家庭運動推進協議会」「国際勝共連合」「世界日報社」「平和統一聯合」、、、。

 

組織名に「世界平和」が入るのが5つ「平和」のみが入るのが2つ。つまり、7組織に「平和」が入る。そして親元の「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会) とを合わせると、「平和」の2字が入る組織・団体が9つを数えます。

 

名は体を表す」といわれれるからでしょうか、親は子供の名前に願いを託した名前をつけます。「和男」「良平」「善太」「和子」「良江」「美恵」、、、など。その観点にたてば、「平和」を掲げる「旧統一教会」とその傘下組織は、何ら問題はないのみか、”立派な組織”?ということになります。

 

よく考えたもんですね!件の組織は最初は名称を隠して接近するようですが、途中から名前を明かしても、「平和」がついているから警戒されないのみか、親近感?を与えたりするでしょう。それに、関連組織がいっぱいあるので、「旧統一協会」に関連しているとは思われないでしょう。

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最も注目すべきは、件の組織が政治家に巧妙に深く食い込んでいることが、報道などを通じて天下にさらされたことです! 票がほしい候補者に、give & takeで接近して政策協定を結んで、「当選!」を保証。

 

こうして国会議員となった政治家は党や国会の役職に配され、いつの間にか(普通より早く?)副大臣や大臣に上り詰める。新内閣の顔ぶれを見ても、知られている議員は少なく、あたかも「新人抜擢」に見え、「新鮮感」さえ与える、、、。

 

件の組織との関連が報道によって明らかになっても、「記憶になし」「記録がない」などと逃げまわり、醜態を曝け出す。その程度の政治家であっても、件の組織の応援さえ受ければ「当選」し、期待に応えて「組織の政策実現」の活動をすれば、次回の選挙の心配は不要、、、。

 

斯くして政治家(自民党中心)と件の組織は ”一心同体” の感を呈し、「自民党政権」だと思っていたら、実は「旧統一協会政権」?だったということになりかねない。事態は深刻である。

 

K内閣・K総理への「批判」や「支持率低下」が報道されるが、他方で「真面目に一生懸命やっている」「”聞く力”を発揮して、国民に密着した政治を心がけている」との客観的な評価もある。「不支持拡大」を喧伝し煽っているのは、もしかして報道機関?!

 

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写真 / Atelier秀樹

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『秀樹杉松』134巻4007号 2022.10.22/ hideki-sansho.hatenablog.com #1047