日本坂道学会(2000~)と 日本坂学会→坂学会(2005設立、2006改称)~続・坂めぐりのお勉強~
タモリ副会長の「日本坂道学会」を調べました。 / Atelier秀樹
二つの学会の名称を見出しに並べたのは、私自身が坂めぐりの名称で迷ったように、ここでも「坂」と「坂道」があることに興味を覚えたからです。それと、日本坂学会が坂学会と改称した理由は別にあるようですが、「日本」を冠したままだと両団体の区別が容易につかない、からでもあったかと推察するからです。
閑話休題。本ブログの3号前(12/17投稿)「坂めぐりのお勉強」で、私が普段使わせてもらっているネット情報として、「坂学会」と「tokyosaka.sakura」を取り上げました。今回は、タモリ副会長で有名な「日本坂道学会」を紹介します。なにせ不勉強で、タモリさんが坂道を愛好・研究しており、著書もあることを知らなかったのです。
2000年に、坂道研究家である山野勝(講談社顧問。『週刊漫画マガジン』編集長、常務取締役等を歴任)と、副会長のタレントであるタモリの2人が設立した。坂道を愛好・研究する自称「学会」である。会長は山野、副会長はタモリの2人のみで構成している。
(坂道の観点)
会長・:山野、副会長:タモリが坂道を見る鑑賞の点は、
- 勾配の具合を自分の目で確かめる。
- 湾曲の行き方(角度・傾斜)はどうなっているか。
- 周囲に江戸などの歴史・景色・風情を出すものがあるかどうか。
- 坂道の名前の由来など、由緒を自ら調べ感じ取れるか。
と、言ったことを2人は述べている。
(関連本)
タモリの著書『タモリTOKYO坂道美学入門』(講談社、2004年)
山野の著書『江戸の坂 東京・歴史散歩ガイド』(朝日新聞社、2009年)
(以上、wikipediaより)
「何年か前、たまに行く銀座の酒場で飲んでいると、やけに大きな声で坂道についてとうとうと語っている人物がいました。会長でした。若い女性1人と部下らしき男性2人を相手に坂の話をしているのですが、話はかなり長時間におよび、聞いている3人は迷惑そうな顔になっていきました。はたから見ると、立場上やむなく聞いている、もっと楽しい酒が飲みたい、という雰囲気なんですが、会長にはまったく気にする様子がありません。
聞こえてくる話は坂にまつわる歴史や、江戸、明治の人物についてのエピソードなど、若い3人はさておき、私には大好きなテーマばかりでした。
狭い酒場の別の席で、いやでも話に聞き入ってしまうようになり、とうとうたまりかねて自分から会長の席の横に立って声をかけたんです。「すみません、私も坂道好きなんですけど」。会長はあっさり私に乗り換えました。それはそれはにっこりと私のところに移ってきて、その後はお互い心置きない坂の話をしました。そもそもの連れだった若い男女3人は明らかにホッとしたようでした。」 (『タモリのTOKYO坂道美学入門』のあとがき から)
*私は未読ですので、ネット情報「Hatena:Diary日記帳(赤)」からの引用です。
*日本坂道学会結成の秘話面白い。それにメンバー2人だけの団体も。今もそうなんですかね。「坂道の観点」は、私も同感で実践しています。
(秀樹杉松 89巻2518号)17/12/22 #blog<hideki-sansho>158