秀樹杉松

祖父と孫、禾と木、松と杉

熊本4泊の旅紀行(No.4)=2019年12月14日【坂巡検第一日】 〜田原坂、田原坂公園、西南戦争戦没者墓地、田原坂西南戦争資料館

 

 

 「天草オプショナルツァー」を楽しんだ翌日(12/14)は、いよいよ巡検初日の田原坂へ。本号では田原坂歩きをアップします。どうぞお読みください。が、/ Atelier秀樹

  

 その前に、熊本1泊目のホテルに触れたいと思います。泊したホテルは、桜町バスターミナル、辛島公園にほど近い賑やかな所でした。

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 近代的な施設で、旅とは無縁の私はアレコレまごつきました。まずは、エレベータに乗ったらすぐに、自分の部屋のカードをかざしてから行き先階のボタンを押す。それをしないと、行き先階段のボタンを押しても反応しない。これには実に驚いた!部屋に入るにもカードかざさないと開けられない。入ったら、所定のボックスにカードを差し込まないと、室内の電気がつけられない。手洗い場で水を出したら、水が流れない。覚えるのに苦労しました。

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 前日に熊本についたメンバーは、午後の田原坂歩きの準備に入る。熊本県立図書館へ文献コピーに向かう組、今日熊本空港に到着するメンバーを出迎える組、レンタカーを借りに出かける組などに分かれて。私は図書館行き組に入りました。熊本県立図書館にしかない『熊本城下の坂』をコピーするのが目的でした。 

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 館員の説明によると、「この本は出版物ではないので、国立国会図書館(以下NDL)への納本対象ではない」。実は、出版社から出される出版物だけでなく、最近目立つ自費出版自己出版される本も、出版物にかわりはないのです。1冊だけ自分用に製本したようなものは別としても、一定の部数を超えて販売、頒布されるものは、NDLへ「寄贈」できるのです。

 

 ちなみにNDLの蔵書は、納本・寄贈・交換のいずれかで受け入れた資料で構成されています。『熊本城下の坂』も、NDLへ著者が寄贈すれば、広く国内で利用できるようになり、NDLの保存対象にもなるのです。NDLへの納本や寄贈について、よく知られていない部分があるんですね。

 私は偶々何かの機会に教わって知ってますので、県立図書館員に、上記のような説明をさせていただきました。

 なお、NDLはNational Diet Libraryの略称で、長たらしい国立国会図書館の略称に使われるそうです(いわゆる“業界用語”でしょうか?)。

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いよいよ午後から坂上田原坂公園へ合流、ここからレンタカーで坂下の田原坂公園(一ノ坂公園)まで下る。

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 いよいよ午後から坂上田原坂公園へ合流、ここからレンタカーで坂下の田原坂公園(一ノ坂公園)まで下る。田原坂の出発点となる「一の坂」の上り口には、「豊岡眼鏡橋」があり、田原坂饅頭店(万十店)もあり、腹ごしらえをして田原坂登りに備えた。写真のように、田原坂の歴史にちなむ、様々な装いが施されている。

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「夢にまで見た」田原坂。いま現実にその舞台に立った。

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 私はウォーキング、川歩き、坂めぐりで、片方の膝は人工関節、腰は狭窄症の手術。坂巡検に参加したものの、田原坂を登りきることは容易ではないことは承知している。それでも「あの田原坂に行ってみたい」「できれば歩きたい」の一念で、ついに参加に手を挙げた。

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 完歩の自信はないし、坂学会のメンバーも「歩けなくなったらいつでもレンタカーで拾ってやる」と万全のご配慮。

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 決して容易ではなかったが、一の坂、二ノ坂、三の坂をついに上り切ったのです。一の坂を歩いて、「あと3分の2」、二の坂では「あと3分の1」と数えた。

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 そして、気がついたら終点・坂上田原坂公園にたどり着いたのでした。

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自分で「やった!」とホッとしましたが、仲間の皆さんに「おめでとう!頑張りましたね!」と声をかけられたのが、とても嬉しかった。

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 「田原坂資料館」「戦没者墓地」など、西南戦争関係にゆかりの地、施設を見学しました

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 田原坂終了後は熊本市内の坂めぐり。清水エリアの坂、イボ観音、かんかん坂など。

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 以上にて、巡検一日目のスケッチを終わります。二日目については、次号にアップいたします。私は他のメンバーにはついて歩けないので、みなさんのご配慮もいただき、独自のコースを単独で歩いたり、見学をさせていただきました。

 私が選んで行ったは、熊本城、熊本城公園加藤神社熊本大学水前寺成趣園、と、盛りだくさんの素晴らしいコースでした。

 次号の「熊本4泊の旅」(No.5) をお楽しみに!

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『秀樹杉松』111巻2953号 2019.12.21/ hideki-sansho.hatenablog.com #593