秀樹杉松

祖父と孫、禾と木、松と杉

「ふるさと」を思う

 

 

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岩手山〜NHKTV「グレートトラバース3」の画面から

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○戦争中に田舎に生まれ育ち、18歳から東京に出てきて70年近い。何かにつけて、時々故郷に思いを馳せる

 

○さて、女房が富士山に行くというので、一人で留守番もなんだから「久しぶりに生まれ故郷(岩手県)に行ってみるか?」と突然思いついた。「行く」と決めたわけではないが、弟に電話してみたら「待っているよ」。故郷には ”何かあった時” に急遽行くだけで、ふらりと訪れたことは一度もない。

 

 ○実は、何年か前にも帰郷を思いついたが、結局行かずじまいに終わった。さて今回はどうしようかなと思案していたら、富士山に雪が降ったため?女房の富士山行きが延期となった。「それじゃ、俺の田舎行きもやめようか。特段の用事もないし、お金もかかるし、、、」

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室生犀星「ふるさとは遠きにありて思ふもの  そして悲しくうたふもの」

 

漢詩 壁に題す

男児志を立てて 郷関を出ず / 学若し成る無くんば  死すとも還らず」

 

石川啄木

「ふるさとの山に向かひて/言ふことなし/ふるさとの山はありがたきかな」

「かにかくに渋民村は恋しかり/おもひでの山/おもひでの川」

「石をもて追はるるごとく/ふるさとを出でしかなしみ/消ゆる時なし」

 

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写真 / Atelier秀樹

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『秀樹杉松』134巻4010号 2022.10.25./ hideki-sansho.hatenablog.com #1050