秀樹杉松

祖父と孫、禾と木、松と杉

直木賞受賞作「千早茜『しろがねの葉』」を読みました。

 

 

一週間前に「小川哲『地図と春』を読む」を書きました。もう1冊の第168回直木賞千早茜『しろがねの葉』も読んでみました。『地図と春』は625ページの大作のため、読み切るのに”苦労”しましたが、『しろがねの葉』はちょうど半分の314ページ。

 

表紙帯には、「新境地にして渾身の劇的長編」という出版社のキャッチコピーが踊っているので、本書も「長編」なんですね。「繰り返し訪れる愛する者との別れ。それでも彼女は運命に抗う」とも書かれています。

 

本書カバー帯(裏側)には、こう書かれています。

「戦国末期、シルバーラッシュに沸く石見銀山。天才山師・喜兵衛に拾われた少女ウメは、銀山の知識と秘められた鉱脈のありかを授けられ、女だてらに坑道で働き出す。しかし徳川の支配強化により喜兵衛は意気阻喪し、庇護者を失ったウメは、欲望と死の影渦巻く世界に一人投げ出された――」

 

<編註=シルバーラッシュ

英語から翻訳 - シルバーラッシュはゴールドラッシュに相当する銀採掘であり、銀を含む鉱石の発見は、新しい採掘地域で富を求める個人の大量移住を引き起こします。(ウィキペディア

..................................................................

文・写真=Atelier秀樹

…………………………………………

『秀樹杉松』138巻4084号2023.2.24/hideki-sansho.hatenablog.com1124号