秀樹杉松

祖父と孫、禾と木、松と杉

うたごえ喫茶「新宿ともしび」、2年間の思い出(2)小川邦美子先生と「昼間の合唱団」/ 長嶋真美先生と「ふらっと b おんがくたいむ」

 

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半世紀ぶりで「歌声喫茶ともしび」へ行ったのは、2年1ヶ月前。それを書いた<秀樹杉松>の2018/8/26日号を、前号に再録しました。自分自身すっかり忘れていたことを、このブログ記事を読んで、やっと思い出しました。

 

その日の歌手・司会者は小川邦美子先生で、ピアノ伴奏は長嶋真美先生だったのです。そこで、今回はこのお二人に関係することを取り上げます。小川先生はともしび「昼間の合唱団」で、長嶋先生は「ふらっと b おんがくたいむ」(練馬)でもお世話になっています。

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1)小川邦美子先生と<昼間の合唱団>

 

2018年8月25日に半世紀ぶり?で「ともしび」へ行き、<お昼のうたごえ>に参加し、半年後の2019年2月12日に小川先生ご指導の「昼間の合唱団」に入会しました。斉唱だけでなく、合唱もやってみたいと考えたからです。

 

みんなで斉唱する「歌声」は素晴らしいのですが、時々ハモる声を聴くと、「ああ、合唱は良いなあ、たまらない」と心がときめきました。合唱は若い頃から憧れていたが、「楽譜が読めない俺にはとても無理」と、それこそ半世紀もの長い間諦め、敬遠してきたのでした。

 

小川先生が「昼間の合唱団」の指導に当たっておられと知り、おそるおそる相談したら、「楽譜読めなくてもいいよ」と励まされ、合唱団に参加しました。そうはいうものの、合唱の練習は楽しいだけでなく、楽譜読めない自分には(当然ながら)厳しさも感じました。しかし、念願かなってやっと合唱を始めたのだから、と月2回の例会に参加しました。

 

自分は高い声はよく出ないので、本当なら「バス」かもしれないが、メロディが歌いやすいので、テナーを選びました。バス、ソプラノ、アルトの声を聴きながらテナーを歌うのも良いが、最近になって、「バスを歌うと、合唱やっている実感がする」「バスが入ってこその合唱ではないか」「今度、バスに挑戦してみようかな」と思うようになり、例会終了時に大きな声で呟きました。

 

「発表会はなし」ということでしたが、昨年の暮れ12月24日に「ともしび」店内で、お客さんを前に「フィンランディア」「小さな秋」を披露する、ミニ発表会がもたれました。緊張しましたが、なんとか歌い切りました。「俺も合唱団員だ」との喜びと緊張に包まれました。

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小川邦美子コンサート 

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5日後の暮れも押し詰まった12月29日には、<小川邦美子コンサート>が「ともしび」店内で開かれました。「ともしび」で司会・歌指導する先生の歌も素敵ですが、やはりコンサートでの独唱は「素晴らしい!」の一語につきました。ちなみに私は、小川先生のCD <啄木によせて歌える>と<啄木の魅力を歌う~東海の>の2枚を買い求めて、家で聴いています。

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月2回の合唱練習が終わった直後に、隣のビルの居酒屋で数人で喉の渇きを癒しながら、1時間近く合唱仲間と懇談しました。一緒に歌うだけでなく、みんなで語り合う場がもてたのは、素晴らしかった。懇談終了後に「ともしび」に戻り、夜の歌声に参加するのが恒例でした。普段私は昼の歌声に参加でしたが、月2回の合唱例会日に限り、夜に参加しました。

 

月2回の「昼間の合唱団」の例会と、終了後の居酒屋での懇談会、夜の歌声。忘れられない「新宿ともしび」の思い出です!

 

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2)長嶋真美先生と<ふらっと b おんがくたいむ>(練馬)

 

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コロナ禍で座席制限、日程調整 ↓

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長嶋真美先生は、私が「ともしび」で最初に出会ったピアノ伴奏者です。その名演奏に、正直驚きました。音楽音痴の私ですが、なぜか「最高のピアニスト」に思われました。そこで、長嶋先生がピアノ伴奏の時は「ともしび」に行くようにしました。

 

お客が司会者やピアノ伴奏者に声をかけるのは、禁じられているのかと遠慮してましたが、昨年2月の「お昼のうたごえ」の休憩時間に、思い切って先生に声をかけました。その時に、先生が練馬の方で <ふらっと b おんがくたいむ>という歌声・音楽広場を主宰されていることを知りました。

 

ぜひ行ってみたいと話したら、「いちど見学に来てください」と誘われ、練馬区男女共同参画センター(えーる)での例会を見学しました。気に入ったのでその場で「入会」を申し出て、12月7日に入会しました。この日から私は、新宿「ともしび」と練馬「ふらっと b おんがくたいむ」の両方に参加することになったのです。

 

会員制ですので、いつも顔見知りのメンバー。和やかな親近感に溢れています。会場は2ヶ所で、もう一つは1駅離れた「練馬区勤労福祉会館」。1箇所に固定してもよし、自分の都合つく日にどっちかの会場に行くもよし、自由に選択できます。先生の準備の関係から、前もって行く日は書き込んでおきます。

 

「ともしび」のように、ピアノ伴奏と司会・歌が別人ではなく、先生お1人でピアノ演奏・司会・歌唱の三つをこなします。よくもこんな芸当ができるものだと、感心し・驚いています。何から何まで全部 “女手一つ”(失礼!)でやり切るのですから、大したもんです。ピアノが上手いだけでなく、素敵な声での歌唱も素晴らしい。

 

リクエスト方式ですが、二つに分かれています。一つは、「ともしび」のように、その日の参加者がその場でするリクエスです。もう一つは、(当日ではなく)事前のリクエスです。会員が例会に参加した日に、後日に歌いたい曲をリクエストし、予定日の併記もできます。

 

このリクエスト曲の事前申し込みは、会員制ならではの方式でしょう。先生はこの事前リクエストの曲(概ね10曲)の歌集をご自分で作成し、毎回の例会に持ち込みます。どんな歌でも取り上げてくれます。先生ご存知のない歌・新しい歌・昔の歌でもでもちゃんと調べて、歌集を作り、ピアノ伴奏・歌唱してくれるのです。正直頭が下がります。

 

なお、長嶋先生は、<ふらっと b おんがくたいむ>とは別に、<ふらっと b ハーモニー>(合唱サークル)も主宰されており、私も途中から参加しましたが、半年で脱落しました。

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写真:Atelier秀樹

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『秀樹杉松』116巻3656号 2020.9.27/ hideki-sansho.hatenablog.com #696