秀樹杉松

祖父と孫、禾と木、松と杉

「金と銀」物語。「シルバー就業」は楽しいですよ。

 

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善福寺川にて

 

3月が終わり、年度がわりの4月が始まりました。「シルバー就業者」ですが、そういう感覚はまだあるようです。「シルバー」は「高齢者」を意味しますが、ほかに、「シルバー人材センター会員」の「シルバー就業」を指す言葉でもあります。

 

オリンピックでは、メダリストは称賛されます。しかし一方で、金は「凄い!」と騒がれるが、銀だと「なんだ、銀か」という雰囲気もあるようです。オリンピックに2回連続で「銀」をとった選手を国を挙げて称えるべきなのに、「今回は金を期待したのに、また銀か」の雰囲気が生まれた。「自分で自分を褒めたい」という、悲しい出来事は記憶に新しい。

 

このように、金と銀は大きく差別される。現役で働く若い人たちを「金」とすれば、定年後も働く高齢者=シルバーは文字通り「銀」。前者を表とすれば、後者は裏でしょうか。金が主で銀は従とみなされるようです。

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ところで、大事なことに気づきました。金と銀は最初から全く別の金属ですが、シルバー(銀)は元現役(金)なんですね。つまり、現役卒業者がシルバーだということ。今現役(金)の人は誰でもがやがてシルバーになる、ということです。

 

要すれば、現役で頑張った”ご褒美”としてシルバーが存在する。その矜持があればこそ、シルバーは「朝は早くから」「夜は遅くまで」「土曜・日曜・休日もない」仕事でも、嫌がらずにやっているのです(私もその一人)。それで世の中が成り立っているのだ、と。

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閑話休題。私は現在、早朝2時間(6時~8時)のシルバー就業をしています。もちろん、仕事内容は比較的簡単なものですが、朝5時に起きます。早起きを「辛い」とは思わず、「健康によい」を実感しています。

 

ひとりでやる仕事ですが、シルバー会員3人で当たっているので、三日に一度(二日おき)です。ですが、一人が病気で入院したため、4ヶ月ばかりの間、二人(一日おき就業)で凌いできました。

 

休んでいた仲間も元気になって4月から復帰したので、今日からは三日に一度(二日おき)の就業に戻りました。シルバーは高齢者ばかりなので、たまに病気にかかったり体調を崩して、仕事を休むこともあるのです。そんな場合は、他のメンバーが分担して乗り切っています。

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以上、年度がわりと病欠者復帰、の節目に、「シルバー就業」の呟きを書きました。これからは益々、「シルバー就業社会」が広がると思います。あなたも、働いてみませんか?お待ちしています。各区、各市に「シルバー人材センター」があります。覗いてみてください。

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写真:Atelier秀樹

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『秀樹杉松』122巻3762号 2021.4.1/ hideki-sansho.hatenablog.com #802