垣根涼介『涅槃』と『極楽征夷大将軍』
○「祝・直木賞受賞!」の表紙帯が掛けられた、上下2冊の新刊書『涅槃』を書店で見つけました。
〜因みに、「涅槃」を読める人・書ける人は多くはない (いや、少ない ) かも? …………………………………………………………………………………
○直木賞受賞作品は必ず読むことにしているので、上下2冊の『涅槃』(ネハン)を時間かけて読みました。しかし、読み終わっても「さすがは直木賞作品!」の感動が乏しく、むしろ「どうしてこれが直木賞?」と思いました。
○読後感はいつもブログ『秀樹杉松』に投稿しているが、今回はその気になれない。 ………………………………………………………………………………
○後日同じ書店で、<直木賞受賞作>の帯がついた垣根涼介『極楽征夷大将軍』を発見して、びっくり。何だ!これが直木賞受賞作品ではないか! <写真>
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○前回は、帯表紙に「祝・直木賞受賞!」と書かれた『涅槃』を直木賞受賞作品だと判断したのです。だって、直木賞受賞者は同じ著者の垣根涼介氏で、しかも表紙帯には「祝・直木賞受賞!」と書かれているんですよ。、、、
○「祝・直木賞受賞!」と「直木賞受賞作」が並べられておれば、誰でも容易に別物だと思うんでしょうが、先日私の目に入ったのは「祝・直木賞受賞!」の『涅槃』だけでした。「ああ、直木賞受賞作品だ!」と飛びついたのは、ごく自然の流れでした! ……………………………………………………………………………………………
◉閑話休題。本書の表紙帯には、
○やる気なし、使命感なし、執着なし。なぜこんな人間が天下を穫れてしまったのか?
そして表紙裏帯には
○謎に包まれた室町幕府初代将軍 足利尊氏の秘密を解き明かす 歴史群像劇。
○やる気なし、使命感なし、執着なし。なぜこんな人間が天下を穫れてしまったのか?とある。 …………………………………………………………
以上の次第(混乱)で、結果的に、」 垣根涼介氏の『極楽征夷大将軍』(直木賞受賞作)と『涅槃』(上下)の両方を読む幸運?に見舞われました!(『極楽征夷大将軍』は慌てて、今読んでいます!)
<写真=Atelier 秀樹>
『秀樹杉松』142巻4171号2023.9.12(ブログ投稿第1211号) / hideki-sansho.hatenablog.com.No.1211