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ヘンデルの音楽を久しぶりに聴こうと思い立って、CD(写真)を取り出した。イタリア語の曲名は読めないし、読み方が分かっても発音が難しい! 「バッハ・ヘンデル」と並び称されるように、ヘンデルは有名なクラシック作曲家。
「Xerxes クセルクセス」は、ヘンデルが1737年から38年にかけて作曲した、イタリア語のオペラなそうです。なんと、今から285年前の作品で、吉宗将軍の頃ですね!
クラシック作曲家といえば、(好き嫌いは別にして)モーツァルトとベートーヴェンが先ず思い浮かぶでしょうか。これに異を唱える人は少ないでしょう。しかし、三人目以降は俄然いろんな名前が出てくると思います。
手許の『クラシック音楽ガイド』(成美堂出版)には、以下の33人(クラシックの侍?)が燦々と輝いています。あなたはどなたを推しすか?
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◉バロックから古典派まで(13人)
○バッハ ○モーツァルト ○ベートーヴェン ○ヴィヴァルディ ○ヘンデル ○ハイドン ○スメタナ ○ブルックナー ○J.シュトラウス2世 ○ブラームス ○サン=サーンス ○チャイコフスキー ○ドヴォジャーク
◉ロマン派から国民学派まで(10人)
○ウェーバー ○ロッシーニ ○シューベルト ○ベルリオーズ ○メンデルスゾーン ○ショパン ○シューマン ○リスト ○ワーグナー ○ヴェルディ
◉近代から現代まで(10人)
○マーラー ○ドビュッシー ○R.シュトラウス ○ラフマニノフ ○ラヴェル ○バルトーク ○ストラヴィンスキー ○プロコフィエフ ○ショスタコーヴィッチ ○ブリテン
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さて、件のヘンデル作曲「XERXES クセルクセス」ですが、ウィキペディアによると、オペラセリア(正歌劇)であるにもかかわらずコミカルな内容を持つ。ヘンデルが書いた最初のコミカルなオペラ。「Xerxes クセルクセス」は「Serse セルセ」ともいう。
アケメネス朝* のクルセクセス1世** がギリシャ遠征の時に、ヘレスボントス海峡に橋をかけようとしたというヘロトドス「歴史」に見える語を背景にしているが、話のほとんどは虚構である。
<編集註>
○*アケメネス朝
古代オリエントのペルシャに存在した王朝・帝国・遊牧国家。単に「ペルシャ帝国」とも呼ばれる。
○**クルセクセス1世=紀元前486年~紀元前424年
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写真 / Atelier秀樹
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『秀樹杉松』133巻3997号 2022.10.2/ hideki-sansho.hatenablog.com #1037