秀樹杉松

祖父と孫、禾と木、松と杉

『日本史を暴く』(磯田道史著、中公新書) を読む ~ “面白くて為になる”本です!

 

私の書評の一つに「面白くてタメになる本」がありますが、

本書『日本史を暴く 戦国の怪物から幕末の闇まではその典型でしょう。

著者は、毎週日曜日のNHKBSプレミアム(0:00〜0:45)「英雄たちの選択」で、お目にかかる 磯田道史さんです。

磯田道史著『日本史を暴く 戦国の怪物から幕末の闇まで表紙カバー

磯田道史さんのプロフィール(本書奥付から)

↑ 本書表紙カバー から

↑ 本書表紙カバー から

↑ 新聞広告

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<本書の構成>

歴史には裏がある―まえがき

◉第1章 戦国の怪物たち         

◉第2章 江戸の殿様・庶民・猫       

◉第3章 幕末維新の光と闇      

◉第4章 疫病の災害の歴史に学ぶ   

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<歴史には裏がある――まえがき> から

 

歴史には裏がある。歴史は裏でできている。この本に書いてあるのは、歴史の裏ばかりだ。」

 

「おおよそ、表の歴史は、きれいごとの上手くいった話ばかりでできている。」

 

「本書は、毎日、私が古文書のホコリと戦いながら、まことにアナログな手法で、自分で一つずつ集め、日本史のある面を暴いていったものである。」

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◉本書の第1章から第4章まで、234ページにわたって61項目が収録されています。各章から2例だけ紹介します。

○細川家に伝わる「光秀謀反」に真相(第1章)

秀頼の実父に新候補(第1章

鼠小僧は「義賊」にあらず(第2章)

赤穂浪士「吉良の首切断式」(第2章)

龍馬の遺書か、『藩論』の発見(第3章)

西郷隆盛、闇も抱えた男(第3章)

○江戸時代に「オミクロン」?(第4章)

ねやごとにも自粛要請(第4章)

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◉以上で、磯田道史著『日本史を暴く』の紹介を終わります。未読の方には、ご愛読をお薦めいたします!

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文と写真=Atelier秀樹

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『秀樹杉松』136巻4048号 2022.12.19/ hideki-sansho.hatenablog.com #1088