読書
新聞の新刊広告ー浅田次郎『流人道中記』(上・下)ーを見て、すぐ書店へ行って躊躇なく購入しました。コロナ騒動で外出もままならない中で、楽しく読みました。『流人道中記』という書名と著者浅田次郎に関心が強かったからです。新聞広告の「男が抱えた罪真…
川越宗一氏の直木賞『熱源』に続き、清張賞『天地に燦たり』を読みました。浅学菲才の私には手に負えない面があるので、最初に専門家の書評を紹介します。(週間読書人ウェブ https://dokushojin.com から)
川越宗一『熱源』(文藝春秋 2019刊) 芥川賞の古川真人『背高泡立草』につづき、直木賞の川越宗一『熱源』を読みました。受賞したばかりの芥川賞と直木賞作品を読んだのは、今回が初めてです。読んだ動機は大した理由ではなく、前者は書名の「背高泡立草」…
二日前の新聞広告を見て、早速1000円払って雑誌『文藝春秋』を買いました。石破茂さんの「安倍総理よ、このままでは日本が滅ぶ」と、第162回芥川賞を受賞した古川真人(まこと)さんの「背高泡立草」(せいたかあわだちそう)を読みたくて。「おお、石破さんがい…
安部龍太郎 著『信長の革命と光秀の正義 真説 本能寺』(幻冬社 2020.1.30) 久しく遠ざかっていた大河ドラマ。今年の「麒麟がくる」をみています。2月2日の朝刊広告を見て、安部龍太郎著『信長の革命と光秀の正義 真説 本能寺』を買いました。全6章からな…
私は一昨年(2018)、門井慶喜『銀河鉄道の父』(158回直木賞受賞)を読み、本ブログ「秀樹杉松」(2018年4月1日号)に感想を投稿しました。その後『家康、江戸を建てる』も読みました。今回の門井慶喜『自由は死せず』は、門井さんの小説3回目ということにな…
横山秀夫『ノースライト』を読む 〜ブログ「秀樹杉松」600号記念〜 私の趣味の第一は読書です。従って、人並みに本を読んでおり、小説も愛読しています。だが、横山秀夫さんの著作は今回初めて読みました。横山ファンからはおそらく「何?それで読書が趣味だ…
五木寛之さんの大作『青春の門』が、50年ぶりに、 『新青春の門』第九部漂流編として復活しました。驚きと喜びでいっぱいです。 五木寛之『新 青春の門』第九部 漂流篇(2019.9 講談社刊) 表紙カバー
最近宮沢賢治に興味を抱いて、少し作品を読んでいます。それまでは「雨ニモ負ケズ」以外は詳しくは知りませんでしたが、『新編銀河鉄道の夜』『新編風の又三郎』(ともに「新潮文庫」)で、賢治の童話(短編小説)を読んで、感動しています。宮沢賢治は、盛…
宮沢賢治の童話(短編小説)『よだかの星』を取り上げます。 解説抜きの読書メモです。なお、末尾にwikipediaさんの解説をのせましたので、ご参照ください。(写真撮影:Atelier秀樹)
宮沢賢治『新編 銀河鉄道の夜』(新潮文庫)収録(p.311~369)の 「ビジテリアン大祭」を、興味深く読みました。「童話」なそうですが、「小説」ともいえる、サイコウにオモシロクてタメになる作品です。一読の価値がありますね!
クスノキ(樟、楠)/ なんじゃもんじゃ 中島京子『夢見る帝国図書館』の読書メモを、7回にわたってお届けしましたが、ブログ投稿は8回目の今回で終了します。(本書はまだまだ続きますが、全部書くと20回ぐらいに達するでしょう。)
写真撮影:Atelier秀樹 中島京子『夢見る帝国図書館』読書メモの第6回です。 今回は、宮沢賢治、芥川龍之介、谷崎潤一郎、菊池寛、インド人マティラム・ミスラが登場します。宮沢賢治は同郷・同窓ですが、勉強不足のためよくわからない部分があります。わた…
帝国図書館(現・国立国会図書館 国際子ども図書館」)<wikipediaより> 中島京子『夢見る帝国図書館』読書メモ、第5回です。前回紹介のように「帝国図書館」は、明治39年に東側ブロックの建築だけで開館したが、当時では目を見張るような「威風堂々の古典主義様式の西洋建</wikipediaより>…
旧・帝国図書館(現・国立国会図書館「国際子ども図書館」) 『夢見る帝国図書館』(中島京子著) の第4回読書メモです。文部省や図書館関係者の悪戦苦闘の末、やっと念願の「帝国図書館」が上野に誕生しましたが、またもや、、、。
『夢見る帝国図書館』(中島京子著) の読書メモの第3回です。 明治5(1872)年創設の日本初の図書館「書籍館」が、幾多の苦難変遷を経て 「帝国図書館」となったのは34年後の明治39(1906)年。 それから戦後の昭和22(1947)年に「国立図書館」と改称するまでの41…
梅雨に濡れる花 前回に続き、中島京子『夢見る帝国図書館』の2回目の読書メモを、本文になるたけ即した形で紹介します。 草創期の図書館は、文部省(書籍館)→東京府(東京府書籍館)→文部省(東京図書館)→教育博物館と合併して上野に移転、と目まぐるしく…
中島京子『夢見る帝国図書館』(文藝春秋 2019) 『夢見る帝国図書館』(中島京子著) を書店の新刊書コーナーで見つけ、すぐ手に取ってみました。読書好きの私は日頃図書館のお世話になっているので、書名の「帝国図書館」に引き込まれのです。帝国図書館とい…
新宿の「うたごえ喫茶ともしび」に行き始めて半年くらい。店の様子・雰囲気も少しはわかり、自分が知っている歌は大声で歌います。「放歌高吟」とはとても言えない「蛮声張り上げて」でしょう。ちなみに、ネットで検索すると「蛮声」は野蛮な大声・下品な大…
「うたごえ喫茶ともしび」の65年の歴史なのだから、長いに決まっています。ですから、ある段階・区切りで「以下省略」とすべきを、私は前号において、「この調子だと長くなるので、ここで打ち止めとします。」としました。これは全く合理性にかけた、一方的…
本ブログ「秀樹杉松」の前号「ともしび春の大うたごえ喫茶」で、この本を写真入りで紹介しました。その動機は、①著者が「ともしび」の店長、常務取締役、代表取締役を歴任した大野幸則氏であること、②本書の出版(6月3日)を見ずに、4月に永眠されたこと…
平岩弓枝『御宿かわせみ傑作選』(文春文庫)1〜4 同書 蓬田やすひろ 画 歴史小説・時代小説が好きな私ですが、やはり男性作家の作品を読むことが多い。そもそも、女流作家(いまでは女性作家という?)の小説は、古くは山崎豊子、最近では宮部みゆき以外は…
↑真藤順丈『宝島 HERO's ISLAND』 講談社 2018年刊 書店の新刊書コーナーで分厚い小説・真藤順丈『宝島』を見つけました。直木賞受賞作品で沖縄が舞台。ちょうど橋下徹『沖縄問題、解決策はこれだ!これで沖縄は再生する』の読書メモを、本誌『秀樹杉松』に…
内田康夫『孤道』完結編 応募(落選)作品: 軽井沢康夫 「~天皇からの贈り物を運んだ人生」 を、「小説家になろう」サイトで読みました。 / Atelier秀樹
<編注> “朝令暮改”も甚だしいですが、前号において橋下徹『沖縄問題、解決策はこれだ』の読書メモは第3章(沖縄ビジョンX)で終了し、第4章(沖縄ビジョンXを実現するためのケンカ道)は全面的に割愛すると書きましたが、取り消します。 膨大な橋下氏の…
橋下 徹『沖縄問題、解決はこれだ!これで沖縄は再生する』 朝日出版社 2019年1 月刊 橋下徹『沖縄問題、解決策はこれだ!これで沖縄は再生する』を読む のブログ掲載は本号をもって終了とします。難しい政治問題を読んでいただき、ありがとうございました。…
旧正月ですね 著者の橋下徹氏は前項の⑭を「単純な辺野古YES、辺野古NOを越えて、沖縄問題の根本を解決すべき手法を考えるべきです」と結んでいました。いよいよ、根源的で具体的な手法の提起に入ります。 / Atelier秀樹
このシリーズは、注目の政治家・橋下徹氏の著書についての私の読書メモです。橋下徹氏の主張・提案に賛否両論があるでしょうが、熟読玩味が必要な「沖縄問題の解決、沖縄の再生策」だと確信しています。 / Atelier秀樹
沖縄問題の解決、沖縄の再生にかける橋下徹氏の熱い提案に耳を傾けましょう。 / Atelier秀樹
沖縄ビジョンの第4回目です。橋下徹氏の沖縄問題の解決策、沖縄の再生策もいよいよ具体的になってきました。ここまできたら、橋下氏を沖縄県知事から総理大臣に進んでいただくか、いきなり総理になっていただくしかないでしょう。仔細は本書そのものを読んで…