読書の軌跡
時々のぞく書店の新刊書コーナーで、1冊の本が目にとまった。 『日没』と言う書名だけでは小説の内容は全く不明。表紙帯カバーを見て「面白そうだな」。「桐野夏生」さんという著者にも馴染みが薄いので、奥付を開いたら、著者の履歴に直木賞受賞とある。出…
『古代みちのく101の謎』(鈴木旭著)から25を選び、その「読書メモ」(1~10)を<秀樹杉松>に投稿しました。「さて、次は何を読もうかな」と、新聞の広告欄を眺めたら『吠えない犬』が目についた。「どんな犬物語かな?」とよく見たら、サブタイトルが「安倍…
『古代みちのく101の謎』(鈴木旭著)の読書メモシリーズも、いよいよ本号で終わりにさせていただきます。最終の第101章「みちのくとは何か」で本シリーズを閉じることにいたしました。 末尾には「本シリーズを書き終えて」(Atelier秀樹)を添えました。お読み…
豊島園にて(2019) 今回(No.9)は、(本シリーズのハイライトと私が思う)「義経北行伝説」をと取り上げます。こんな詳しい資料に接したのは初めてです。どうぞ、ご覧ください。 なお、お読みいただいている鈴木三郎『古代みちのく101の謎』読書シリーズは…
『古代みちのく101の謎』(鈴木旭著)の読書ノートも、8回目を迎えました。あと2回ぐらいで、このシリーズ終える予定です。
『古代みちのく101の謎』(鈴木旭) を読む(6)~ ◉東日本に縄文人の「国」があった? ◉神武天皇と長髄彦の対決 をお届けします。 『古代みちのく101の謎』著者:鈴木 旭氏(本書表紙カバーより)↑
鈴木旭『古代みちのく101の謎』を読む(5)~ ◉神武天皇は何者だったのか、◉「神武東征」とは何だったのか。をお届けします。
『古代みちのく101の謎』(鈴木旭)は、まさに ”面白くて為になる本”です。前回の(1)は、盛り沢山の長文になったので、これからの(2)以降は、少しコンパクトな構成にしたいと思います。書名は「みちのく」となってますが、日本古代の歴史全般に及ぶ展開…
<秀樹杉松>10/10号の今野敏『神々の遺品』で予告した、 鈴木旭『古代のみちのく101の謎』(新人物往来社 1995)を、図書館から借り出して早速読みました。私の関心が深いテーマですが、初めて知ることも多く、勉強になりました。 本書「101の謎」の中から…
今回の読書メモは、磯田道史『感染症の日本史』を取り上げます。 書店の新刊書コーナーで、毎週NHKBSプレミアムで「英雄たちの選択」の司会者を務めている、磯田道史さんの新刊本を発見。予備知識がなかったので、びっくりしました。 「英雄たちの選択」は歴…
「新宿ともしび、2年間の思い出」11回シリーズ、やっと終了したので、久しぶりに読書を取り上げます。この間、馳星周『雨降る森の家』、磯田道史『感染症の日本史』、今野敏『神々の遺品』の3冊を読み、それぞれ「読んで良かった」。
『少年と犬』で、今年の第163回直木賞を受賞した馳 星周さん。『少年と犬』『比ぶ者なき』に続いて、『陽だまりの天使たちーソウルメイトII』を読みました。いつもながら「感動!」。 <秀樹杉松>9/6の馳星周『少年と犬』でも言及したように、私は「犬は怖…
万世一系、天孫降臨、聖徳太子 ー すべてはこの男がつくり出した。 藤原 史ふひと (のちの不比等)が胸に秘めた野望、それは「日本書紀」という名の神話を作り上げ、天皇を神にすること。そして自らも神の一族となることで、永遠の繁栄を手にすることであっ…
<秀樹杉松>の前号(9/3)で、馳星周『四神の旗』を取り上げ、この次は直木賞受賞の『少年と犬』を読むと予告しました。感動の裡に読み終わりましたので、さっそく本号で取り上げます。 …………………… 街や神田川・善福寺川などで、愛犬を散歩させている方をよく見…
1) 私は「直木賞」受賞作品は、なるたけ読むようにしています。今回は馳星周『少年と犬』。書店で現物を確認しようとしたら、近くに馳 星周『四神の旗』があるのに気がつき、「こっちの方が面白そうだ。久しぶりに時代小説を読もうか」と購入しました。 2)「…
Facebookへの投稿を始めて、「ブックカバーチャレンジ」があることを知りました。自分にも順番が回ってきそうになり、(そこから逃げる気持ちも込めて)自分独自の〈読書の軌跡〉を、ブログ「秀樹杉松」に投稿、Facebookへのシェアをはじめました。 〈読書の…
図書館といえばかつては、本・図書・雑誌・新聞だけでしたが、近年は視聴覚資料も所蔵し、音楽CD貸し出しも行われています。 クラシック音楽の大ファンである私は、それ相応(もしかしたら人並み以上?)のCDを所蔵しています。CD専用書架が満杯となり、これ…
《読書の軌跡》拾遺の巻 (5)【完結号】をお届けします。 29回の連載に及んだ《読書の軌跡》は、これをもってついに完結です! <ブックカバーチャレンジ>にちなんで、表紙写真を掲載した本は総計1,250冊となりました。長期間の膨大な作業も終了し、ホッと…
《読書の軌跡》拾遺の巻 (4) をお届けします。 本号の締めくくり1171冊目は、『合唱曲集 くつろぎのハーモニー』(滝口亮介・長嶋真美 編曲)です。 本ブログ『秀樹杉松』6/26号で紹介したように、長嶋真美先生主宰の合唱サークル【ふらっと b ハーモニー】(…
《読書の軌跡》拾遺の巻 (2) をお届けします。ご覧ください。 ............................................................................................ 週刊 江戸 (DeAGOSTINI) 860) ~862) 週刊 江戸 1、2、3 ……………………………… 863) ~865) 週刊 …
いつもは週2回ぐらい『秀樹杉松』をお届けしていますが、ここ1週間ほど休筆しています。「Atelier秀樹もコロナか?」「老いて、いよいよ筆も執れなくなった?」。実は、まだ今月いっぱいこの状態が続きますので、近況をお知らせします。 今月は《読書の軌…
《秀樹杉松文庫》が760冊になったことを前号で紹介しました。久しぶりで書店に寄ったら、新旧女流作家二人の素敵な文庫本を発見しました。大ベテランの宮部みゆきさんの『三島屋変調百物語』の5冊、20歳という最年少で松本清張賞を受賞した、学生作家…
《読書の軌跡》前号で、<秀樹杉松文庫>への登録本は660冊となり、このほかに未登録・未整理の山関係の本100冊が存在すると書き添えました。 実は、山関係の資料は登録の範囲外のつもりで、その中から5冊のみを登録公開しました。 →119) 深田久弥『日本百名…
Facebookに入ってしばらく経ったら、「ブックカバーチャレンジのバトンを渡します」との予告が入りました。ビックリ驚いてお断りしました。趣旨は反対ではないが、俺にはとても対応できそうもないからでした。 それだけだと “味もそっけもない” ので、何かマ…
1) まず冒頭に、私の不明をお詫び申し上げます。書斎や空き部屋(実態は足の踏み場もない物置部屋)を探して、もうこれ以上は無いと判断したので、500冊目の 石井妙子『女帝 小池百合子』をもって、《読書の軌跡》の投稿を終了させていただきました。 2) 根…
《読書の軌跡》完結! 1) 4つのシリーズからなる<読書の軌跡>連載も、今回で【完】となります。長きにわたるご愛読ありがとうございまいた。<ブックカバーチャレンジ>のもつ意味は理解できましたが、自分はどうも馴染めない気分でしたので、独自に私の…
<読書の軌跡> 最終シリーズの第3回です。 有名作家が相次いで登場します。宮本輝、津本陽、塩野七生、新田次郎、早乙女貢。次いでは、歴史関係の研究書、特に「東北」をテーマとした、赤坂憲雄、河西英道、高橋富雄、鈴木拓也、日本を主題とした研究書、…
《読書の軌跡》ラストシリーズ(2)に入ります。文庫本書き下ろしでいろんなシリーズを書きまくる、人気の流行作家佐伯泰英の登場です。『居眠り磐音 江戸双紙』は購入して、他のシリーズは図書館から借り出して、読みまくりました。書店に立ち寄ると、必ず…
<読書の軌跡> で表紙写真を取り上げた本は、これまで290冊を数えました。いよいよ今回の 4th Ser. がラストシリーズです。 私の愛読する作家は、松本清張、森村誠一、佐伯泰英、高橋克彦、内田康夫、葉室麟、宮本輝、宮部みゆき、山崎豊子などです。私の見…
<読書の軌跡> 3rd Ser. 第三回の40冊(251~290)をアップします。まず冒頭から、松本清張の代表作品26冊が登場します。次いで、高橋克彦、赤坂憲雄、宮部みゆき、上田正昭、阿刀田 高、今西憲之、の各氏の名が見えます。どうぞ、ご覧ください。 ……………………